MESSAGE学校長メッセージ

学校長あいさつ

宮崎県立小林秀峰高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。本年4月に第9代校長として着任しました岩切 正義(いわきり まさよし)と申します。
 
 本校は、平成20年に工業系と商業系の学科が併設された総合制専門高校としてスタートしました。そして、平成23年度から農業系・福祉系を加えた6つの専門学科が設置されて17年目を迎えます。校名の「小林秀峰」は、小林から望む高くそびえ立つ美しい霧島の山脈をモチーフとして創られたものです。また、「秀峰」という呼称は、これまで、三校(小林工業高等学校・小林商業高等学校・高原高等学校)の伝統・文化の中に根付いており、生徒や地域に親しまれるものになっています。

校訓は「知・誠・愛」であり、その由来につきましては、
  知(ち)・・・・知を磨き、真理を究めようとする探究心に富む生徒
  誠(せい)・・・誠実さを持ち、何ごとにも誠心誠意取り組む生徒
  愛(あい)・・・郷土愛に満ち、地域に貢献しようとする気概に富む生徒
という理念から定められたものです。本校の開校に御尽力なさった諸先輩方が、この校訓に込められた思いを大切にしながら、しっかりとバトンをつないでいる最中であります。

学校は、生徒の「学びの場」であり、生徒を「鍛える場」でもあります。このことを念頭に置き、学業や部活動等のあらゆる教育活動の機会をとおして、総合制専門高校の特徴を活かしながら、地域社会と連携して有為な人材を育成することは本校の使命でもあります。現在、そのために、生徒の個性を尊重にしながら、「自ら行動する姿勢」「深く学ぶ姿勢」の育成を目標に、全教職員の共通理解と実践の下に、意欲的に様々な教育活動に取り組んでおります。本校の教育活動の様子や生徒の活動につきましては、学校ホームページのほか、公式Instagram(インスタグラム)やFacebook(フェイスブック)でも紹介していますので、是非フォローしてください。

 今年度も、生徒一人ひとりを大切にしながら、「夢を叶える学校」「誇りに思う学校」として、「日本一の総合制専門高校」づくりを目指します。今年度も小林秀峰高校は、新しい取り組みに挑戦して参りますので、御支援、御協力のほど、よろしくお願いいたします。

                                宮崎県立小林秀峰高等学校
                                     校長 岩切正義


1年生福祉科介護実習宣誓式 校長挨拶

皆さん、おはようございます。

皆さんは高校に入学後、この半年間、福祉についての知識と技能を学んできました。

皆さんがこれから挑む介護実習は、それらのことを、現場で実際に活かす貴重な機会です。実習を通じて、多くのことを学び、自分自身の可能性を広げてください。

そのためにも、何よりも大切にしてほしいのは、利用者さんとの信頼関係です。一人ひとりの利用者さんの思いや生活を尊重し、心を込めて向き合うことが求められます。時には大変なこともあるかもしれませんが、その一つひとつが皆さんの成長につながります。

この実習が、皆さんにとって意義深い学びの場となることを期待しています。

困ったことや不安なことがあれば、どうか遠慮せずに先生方や指導者に相談してください。皆さんの成長を全力でサポートします。

どうか自信を持って実習に臨み、素晴らしい経験を積んでください。皆さんの成功を心から願っています。

それでは、頑張ってください。


令和6年度 進路壮行式 校長挨拶

みなさん、こんにちは。
いよいよ、来週の月曜日、9月16日から就職試験が始まります。
私たちは、その試験に臨む皆さんに心からのエールを送りたいと思います。
「その試験に臨むということは、あなた方にその力があるということです」
これまでの努力と積み重ねてきた成果が、きっと良い結果につながると信じています。

試験は緊張する場面もあるかと思いますが、
「ドアの前に立ったら一切考えない」
扉は自分で開くんです。

皆さんはこれまで、様々なことにチャレンジし、成功もあれば挫折もあり、その困難を立派に乗り越えてきました。これまでの自分を信じ、持てる力を存分に発揮してください。勇気を持って、何事も全力で挑むことで、自信と誇りが生まれます。そして、その自信がさらに大きな成果を呼び寄せます。

私たちは、皆さんが素晴らしい結果を手に入れることを信じて、心から応援しています。自分のペースで、無理せず、しかし決して諦めることなく最後まで、ギリギリまで、できることを、できる準備を頑張ってください。

最後に、遠方に、初めての場所に向かう人もいます。行き帰りの交通安全や体調管理には特に注意してください。

皆さんの成功を祈っております。頑張ってください!


令和6年度 2学期始業式 校長挨拶

みなさん、こんにちは。
夏休みは充実して過ごせましたか。今年の夏は猛暑、豪雨、地震、台風と自然災害が多い夏でした。被害はありませんでしたか。まずは皆さんと今日、画面越しではありますが会えたことにほっとしています。

さて、2学期のスタートにあたり、今日は、「自主性と協調性」について話をしようと思っています。「自主性と協調性」は、どちらも個人や組織が円滑に機能するために、重要な能力ですが、それぞれ異なる側面を持っています。がその話の前に・・・。

今年の夏は、フランスのパリでオリンピックが開催されました。また、現在はパラリンピックも開催されています。どちらの大会も、テレビで観戦した人も多くいることでしょう。今年のオリンピックは日本選手の活躍がたくさんあり盛り上がりましたが、さて、外国の人から日本人はどのようなイメージがあるのでしょうか。

「世界の日本人ジョーク集」という本にこのような話がありました。

ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。船長は乗客たちに速やかに船から脱出して海に飛び込むように、指示をしなければならなかった。
船長は、それぞれの外国人乗客にこう言った。
アメリカ人には、「飛び込めばあなたは英雄ですよ」
イギリス人には、「飛び込めばあなたは紳士です」
ドイツ人には、「飛び込むのがこの船の規則となっています」
イタリア人には、「飛び込むと女性にもてますよ」
フランス人には、「飛び込まないでください」
日本人には、「みんな飛び込んでますよ」

皆さん、このジョーク、どう思いますか。それぞれのお国柄を表現したものでしょうが、何となく、うなずいた人もいたのではないでしょうか。

さて、本題の、「自主性と協調性」についてです。

2学期は、3年生にとっては卒業後の進路が決定する時期になります。1・2年生にとっても、勉学の基礎を固めたり、専門学科の知識や技能習得に励む大切な学期となります。

そこで、大切になるのが「自主性」です。「自主性」とは、自分の考えや意志に基づいて行動する能力です。他者の指示ではなく、他者に流されるのではなく、自ら進んで行動を起こす力です。その課程での努力がすぐに実る、必ず実るとは限りませんが、でも、成功した人は必ず努力しているものです。

自分の長所や課題は何か、それを伸ばしたり解決する方法は何か、そしてそれを一人でもやり続ける行動力、これを「自主性」を持って、取り組んでくれることを期待しています。

また、2学期は鈴懸祭という大きな学校行事も予定されています。
ここで大切になるのが「協調性」です。「協調性」とは、他者と協力して物事を進める能力のことです。他者の意見を尊重し、役割を分担し、共通の目標に向けて行動する力が、学校行事の成功には必要となります。

この「自主性」と「協調性」はお互いを補完し合う関係にあります。自主性があれば、個人として独立して行動できる一方、協調性があれば他者と協力して大きな成果を達成することができます。この両方のバランスをとりながら、自分の目標の達成、クラス・チームの目標の達成にチャレンジしてください。

最後に、まだまだ暑い日が続くと思います。また、災害がいつ発生してもおかしくない時代です。自分の健康や命を最優先にして、みんなで力を合わせて充実した2学期にしていきましょう。よろしくお願いします。


 みなさん、こんにちは。今日は1学期の終業式です。みなさん、この1学期、どうでしたか。短く感じましたか。
 私にとって、初めて経験することが多くて、本当にあっという間の1学期でした。皆さんの中にも、あっという間の1学期だったと思っている人も多くいると思います

 この1学期は、新しい学年のスタートでありました。各自が気持ちを新たに、様々な目標に向かい、取り組んでくれたと思っています。また、新しい先生や先輩・後輩との出会い、最終学年として、また初めて臨む高校総体等の部活動の大会、各種検定への準備、専門的に学んでいる学科の発表大会等、本当に多くの行事がありました。一人一人がたくさんのことを学び、成長したことと思います。

 1学期を振り返り、今日は、大切にしてほしい三つのことについてお話しします。

 まず一つ目は「自分を大切にすること」です。覚えてくれている人もいるかもしれませんが、これは、私が1学期の始業式で皆さんに話したことです。そのときは、周りに支えられて自分がいる事への気づき、それが、自分を大切にすることになるという内容で話をしました。皆さんはそれぞれに個性や能力を持っています。それを大切にし、自分を尊重することが、成長への第一歩です。自分を大切にすることで、自信がつき、さらに大きな挑戦にも立ち向かうことができるようになります。体調管理もその一部です。休養をしっかり取り、健康を保つことも忘れないようにしてください。

 二つ目は「感謝の心」です。友達や家族、先生方、そして周りの人々への感謝の気持ちを持つことは、人間関係を豊かにし、あなた自身をも成長させます。誰かの助けや支えがあってこそ、今の自分があることを忘れずに、感謝の言葉を伝えられる人になってほしいと思います。

 最後に、「チャレンジすること」です。新しいことに挑戦するのは時に不安や恐れを感じるかもしれません。しかし、挑戦することで新しい発見や成長の機会が得られます。失敗を恐れず、一歩前に踏み出す勇気を持ってください。挑戦の中で得られる経験や学びは、皆さんの未来をより豊かなものにします。

 この1学期、皆さんは多くのことを経験し、学んできました。これからの夏休みも、自分を大切にし、感謝の心を持ち続け、そして新しいことにチャレンジしてみてください。2学期に皆さんがさらに成長して戻ってくることを楽しみにしています。

 素晴らしい夏休みを過ごしてください。ありがとうございました。